リーマン・ブラザースの倒産で露呈したサブプライム・ローン問題。それを端に生じた世界同時不況は、軽傷で済むであろうといわれていた日本経済をも飲み込み、さらにはワースト・ワンを更新中の沖縄には追い打ちをかけることになりました。
その影響から、昨年末に契約社員の大領解雇がはじまり、プロミスキーパーズが運営する「ホームレスのための宿泊と自立支援の施設『エデンハウス』」への入居者は増え続け、世界同時不況が始まる前の収容者が約60名だったのに、現在では120名越にまで増加しています。
急激な増加は、プロミスキーパーズの運営資金を大幅に疎外し、その多くは収容人員の食費やライフラインの維持に充てられ、自立訓練(職業技術、心身の健全化等)、自立支援(生活家財、賃貸住宅への入居などの資金援助)に支障をきたす状況が迫っています。
こうした状況に対し、
(1)これまで以上に収容施設(エデン・ハウス)の支出を抑えるのに極力努力をしています。
(2)創立当初から行ってきた、資源ゴミ(古紙、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶)の回収(リサイクル活動)だけでは事業資金が捻出できなくなり、野菜栽培、廃油からのバイオエタノールの生成や石鹸づくり、建設、飲食業他に広げる努力を続けています。
このように自立更生の努力をしてはいますが、
①資源ゴミの価格下落
②建設業の停滞
③観光の減少
の影響により計画通りの結果を得ることができないでいます。
路上で生活を強いられている人々、母子家庭や寡婦となって生活に苦しんでいる女性等、救いの手をさしのべられずに苦しんでいる人々が大勢います。と書けば、現状を認識してくれるのでしょうが、こと、そうした人々を『どうするのか』となると、たいていの人々は『?』であり、自分たちのライフスタイルと全く乖離した別の世界の出来事のようにしか捉えられない、のが事実ではないでしょうか。
彼らは私たちと同じ人間であり等しく生きる権利が保障されています。そして日本は基本的人権を尊重する民主主義国家です。である以上『少数を尊重する=弱者を救済する』のは国民の権利であり義務のはずです。しかし現実の社会では差別されているのです。
プロミス・キーズは、彼らを宿泊施設エデンハウスに受け入れ、職業訓練、社会適合化(協調性、公衆道徳)などの自立訓練をした後、自立復帰(入居費、引っ越し代、家財道具の購入資金等)を支援し、これまでに多くの人々を旅立たせました。
そうした実績が評価され、プロミス・キーパーズは、平成21年3月23日に法人化が認められました。
我々はエデン・ハウスの収容人員の増加による自立訓練と支援の再構築に助成金制度の活用を試み、実際に様々な制度の恩恵を受けましたが限界を感じざる終えません。
活動内容への無理解が理由でもありますが、厚生労働省のように沖縄県そのものを例外視する動きに阻まれてもいます。
自動車社会という沖縄の特殊事情から自立支援に不可欠な自動車免許取得等の助成を申立てても応じてもらえないのは、こうした事情からでしょうか。
我々の活動にはまだまだ越えなければならない山が連なっているようです。
こうした実情を皆様に訴えるべく、且つ、それでも自立を目指す人々への支援を願いたく、「”希望の光”ーホームレス・社会的弱者のための自立支援チャリティー・コンサートー」を開催することにしました。どうかご支援をお願い申し上げます。
NPO法人プロミス・キーパーズ
代表 山内昌良

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